『桜の森の満開の下』をさこみつで。
三成の何より欲しがる物は人の首でした。
市井の人々の首だけでは飽き足りません。
左近はせっせと首を運びます。
けれど三成は満足するという事を知らず、左近に命じて加藤清正、福島正則ら政敵の首をことごとく
その家臣共々目の前に並べさせたのでした。
三成は毎日首遊びをしました。
清正の首と正則の首が喧嘩をします。
清正の首が正則の首の目玉に食らいつきます。
負けじと正則の首も清正の頬を引きちぎります。
二人のくさった肉がペチャペチャとくっつき顔の顔の形がくずれるたびに三成は大喜びで、けたたましく笑いさざめきました。