***2007年夏 米沢市 上杉の旅***
夏休みにドライブ気分で出かけた米沢。
冬に春日山で見れなかった上杉のお宝をここでゲッツ。
酷暑の中、地元から車をすっとばして3時間。
山形県・米沢市に行ってきました。
お正月には春日山城趾の上杉神社に初詣をしたのでこれで1年に2カ所も上杉の地を訪れることが出来ました。
春日山の方は謙信公の生まれ育った地。移封の際にご使用の品などほとんどが米沢に移されているので、
春日山→土地の空気を楽しむ
米沢→関連グッズ(グッズ、なのか?)を楽しむ
といった感じでしょうか。
史跡のほとんどは米沢城趾のあたり一カ所にまとまっているので駅からバスや徒歩でも十分に廻れそうです。一日で観るには丁度良いボリューム。
レンタルサイクルもあるようで季節によってはサイクリングもお勧めなのではないでしょうか。
夏は..死むよ。
街中に「大河決定・おめでとう直江さん」の旗が。
まず最初に米沢駅近くの宮坂考古館から。
慶次の甲冑があります。
笠形兜の淵の透かし彫りや袖の魚鱗が相当おしゃれ。おまけに真っ赤っか。周りの甲冑に比べても目立っていました。
こちらではレプリカの火縄銃を持たせてもらうことができます。
とにかく重。兼続が改良したものでも約16kgだそうで。立って構えられないよ。
お持ち運びできないよ。旧iMac1台分だよ。昔の人はえらいな。生きてるだけでブートキャンプ。
次に米沢城趾の上杉神社へ。
「毘」と「龍」の旗がお出迎えだァァァァ!!
伊達さんはこの米沢城で生まれました。
まずはお参りをすませてからお隣の宝物館へ。
信長公から贈られた牡丹唐草のマントが出ていなくて残念でしたが、直江の「愛」兜と、無双直江兜のモデルになったと思われる金箔烏帽子兜が眼福でした。
謙信公の書は字がとてもお上手。たおやかな筆跡です。
お着物も紅とか浅葱とか、きれいな色の物が多くて、確かにこれだけ見たら女性説も出てくるだろうけれど、いいえやっぱりこんな乙女チックなものをおっさん(失礼な)が書いたり着たりしているから良いんです。萌えるんです。
上杉神社のお守り。
白地に朱の柄入りですごく可愛い。
もちろん上杉家紋入り。
ランチは神社のお隣の上杉伯爵邸で郷土料理。
お屋敷!
おっかなびっくりお邪魔します。あきらかに挙動不審。
敷居の高そうな雰囲気ですが通常のメニューで平日ならば予約等はいらないようです。
でも予約すれば奥の方の個室に入れてもらえるのかな?
お庭の散策だけでもお勧めですよ。
鯉と牛をお刺身でいただけて、お野菜もたっぷりボリュームたっぷり。
ひとつひとつがとても凝っていて美味しかったです。
懐の事情で米沢牛にはお目にかかれなかったけど満足でした。
お椀のふたを取ってから写メれば良かったという不義。
上杉博物館ミュージアム
旗がずらっと。
展示物の中に『越後から米沢へを命じられた上杉家のお引っ越し風景』のジオラマがあるのですが、家臣や農民達の列とはちょっと離れて単身兼続を追い掛ける慶次がいます。ちゃんと宮坂考古館に展示されている赤魚鱗の鎧を着てるよ!
ミュージアムショップでゲットした花押シール。
下段右端、長尾晴景公(謙信兄)の花押がカッパに見えてなりません。
上段左端、信長公のはヒゲの折れた伊勢エビ。
そして信長公の隣、上段真ん中、謙信公のはうん...。
ロールシャッハテストか。
同じくミュージアムショップで直江T。
背中の項のあたりに「愛」の文字のワンポイント。これなら日常生活でもご活躍。
春日山林泉寺にある直江夫妻のお墓。
街中にあった「直江さん」の旗がここにも。
お船さんと、ご夫婦並んだお墓ってなんかいいですね。
上杉家廟所。
門をくぐって...
杉の木立がとても気持ちよい。
落ち着いた雰囲気。心無しか涼しさも。
上杉家ご一族のお墓が謙信公を中心に左右にずらっと。
謙信公の遺骸も越後・林泉寺から移されてここに眠っておられるそうで、お正月に感涙の中でお参りしたあの石塔はなんだったのかと小一時間。いや、こういうのは気持ちが大事なんだ。願えば伝わる!たとえ越後から米沢までも。
あと謙信公と景勝様と鷹山公の廟の前にだけお花が供えてありました。
杉林に括り付けてあるスピーカーで説明のアナウンスを流してくださるのですが、その喋り方というか調子が休日に新宿駅西口で聞けるライトやレフトなウィングの方々のそれとデジャウ゛して。
既に内容は頭に入っていない。
その他のお土産コレクション。
毘&龍手ぬぐい。
実は手ぬぐいコレクターです。
上杉軍勝ちどき飴。
黒糖飴です。
お察しの通り袋がほしくて買いましたが、中身も美味しくいただきました。
存分にしゃぶってくださいよ...殿。
ところで街中さまざまなところで見かける上杉の家紋「上杉笹」ですが、たまによく見ると向き合った雀がチューv(ディープなやつ)しているものがあるんですがホントのところどうなんでしょう。
宮坂考古館にあったのは完全に舌入ってたね、あれ。
手ぬぐいのは寸止め。
レイアウトの都合上や描く人によって変わるものなんでしょうか。
お正月に果たせなかった謙信公(ご遺骸込み)の墓参り、ここに成就しました 夏は暑くて冬は寒い米沢。そんな厳しい風土で培われた人も牛も米も、みんな美しい...
心残りはラーメンと、慶次のお墓参り。どちらも事前学習不足で成らず そろそろ関西圏にも足をのばしたいと思います
ブラウザを閉じてお戻りください
|